有機づくしのシリアル
シリアルやミューズリーのたぐいをそのまま、ミルクもなにもかけずにバリバリ食べるのが好きだ。オーツ麦とか穀類はもちろん、ナッツやドライフルーツ、ココナツなど食べ応えのある食材たちは、こちらの咀嚼に対する欲求を十分に満たしてくれる。
さらに、いまの私は「卵白アレルギーのおそれのある二男」に対して授乳中であり、市販されているパンの類は卵が混入していたりわけのわからない添加物が入っている可能性があって食べられない。そこでシリアル類が朝食でも活躍する。
このたびパルシステムより取り寄せたのは「有機シリアルバナナクランチ」。「食物繊維豊富なバナナ入りのシリアルに、ほんのり香るハチミツがおいしさをひきたてます」とパッケージにはある。購入してみて驚いたのは、原材料に使われているものが蜂蜜と水以外すべて「有機」であること。オーツ麦、砂糖、小麦、ライ麦、コーンフレーク、レーズン、ココナッツ、バナナ、大豆粉。こんなに材料一つ一つに有機の手間がかかってるなんて！
スーパーで時々買う、息子が好きなキムチがある。それはパッケージに「国産白菜使用」と大きくうたってある。だが、他の材料はどうなのよと私はそれを読むたびに突っ込む。人参とか、にんにくとか、にらとか…キムチには他の野菜もたくさん使われている。「すべて国産」でであれば、白菜だけ「国産」とは書かないだろう。それと比べるとこちらは、まぎれもなく「（有機で栽培できるものは）すべて有機」である。
さて、お味は。穀類がやや湿ったような硬さがあってそのままバリバリ食べておいしいとは言いがたいものの、ミルクをかけたりヨーグルトのお供にはちょうどよいだろう。砂糖とハチミツが添加されているからか甘みがある。食べ応えのある、朝食向きの味といったろころだろうか。口淋しいときのおやつにもちょうどぴったり。
